江戸に奉公へ行く十五歳の弥太郎少年(一茶)を、父弥五兵衛は柏原宿から牟礼まで送って来た。父子別れの地は特定できていないが、一茶の句碑を行人塚に建て、裏に別れの文を刻む。毒なるものはたべなよ、人にあしざまに思われないよ・・・父ありて明けぼの見たいし青田原。